WindowsからMacに乗り換えるべき?メリット・デメリットを比較

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Windowsを長く使っている人の中には、「次はMacを使ってみようかな」と考える人もいると思います。

MacBookはデザイン性や操作性に魅力があり、iPhoneとの連携も便利です。しかし、Windowsから乗り換えるとなると、今まで使っていたソフトや周辺機器をそのまま使えるのか、今のパソコンより本当に便利になるのかは気になるところです。

今回は、WindowsとMacのOSサポートやハードウェアの違いを踏まえて、WindowsからMacへ乗り換えるメリット・デメリットを考えてみます。

MacとWindowsの「寿命」の違い

Macを検討するときに意外と知られていないのが、MacにもWindowsと同じように、古い機種が切り捨てられる「足切り(サポート終了)」がある点です。Appleは新しいmacOSを公開するたびに、アップデートできる機種の具体的なモデル名を公開しています。

2026年8月現在の最新OSは「macOS Tahoe 26」ですが、対応していない古い機種は古いmacOSをそのまま使い続けることになります。

ここに、Windowsとの大きな違いがあります。

Macの足切り基準

Macの足切りはAppleが「モデル名」で直接指定します。単純な発売年だけでなく、機種ごとの仕様で判断されます(最長の使用期間はおおむね7年程度が目安です)。

Windowsの足切り基準

Windowsの足切りは「TPM 2.0」や「対応CPU」など、「技術的なパーツの要件」で一律に線引きされます。

どちらのOSにも足切りはありますが、その決め方が根本的に異なります。

また、Macは最新OSの対象外になったからといって、すぐに使えなくなるわけではありません。Appleは最新OSを含めた「過去3世代分」のアップデートを並行して提供しているためです。

macOSのサポート状況(2026年8月現在)

バージョンOS名称リリース時期サポート状況
macOS 26Tahoe2025年9月サポート中(最新OS)
macOS 15Sequoia2024年9月サポート中(1世代前・セキュリティ対応のみ)
macOS 14Sonoma2023年9月サポート中(2世代前・セキュリティ対応のみ)
macOS 13Ventura2022年10月❌ サポート終了(2025年9月終了)
macOS 12Monterey2021年10月❌ サポート終了(2024年9月終了)
macOS 11Big Sur2020年11月❌ サポート終了(2026年2月終了)
macOS 10.15Catalina2019年10月❌ サポート終了

※2026年9月には次期OSが予定されており、それに伴い「Sonoma」のサポートが終了する見込みです。

Macが引退するまでの3ステップ

購入当初
最新OSに対応

新機能もセキュリティも万全な状態

~5年
最新OSの対象外に

新機能は使えないが、古いOSのままセキュリティ修正だけが届く期間(約2年間)

~7年
サポートが完全終了

セキュリティ修正も止まり、実質的な寿命を迎える

「Macなら古くなってもずっと最新の状態で使い続けられる」というわけではないため、中古での購入や買い替えのタイミングには注意が必要です。

Windowsも「古いPCを使い続けられる時代」ではなくなった

かつては「古いパソコンでも動く」と言われていたWindowsですが、現在はMacと同様に、古い機種を使い続けるのが難しくなっています。

その決定打となったのが、Windows 11でシステム要件が大幅に厳格化されたことです。Windows 11を導入するには、TPM 2.0、UEFI、セキュアブートへの対応に加え、Microsoftが指定する特定のプロセッサ(CPU)を搭載している必要があります。

見た目や動作には問題がないパソコンであっても、要件を満たせない古い機種は一斉にアップデート対象から外されることになりました。

さらに、前世代のOSであるWindows 10は、すでに2025年10月14日にサポートが終了しています。現在Windows 10のまま使い続けている場合、通常のセキュリティ更新は提供されないため、安全に利用するための基本ルートは「Windows 11への移行」しかありません。

Windows 10以前の時代に比べると、現在のWindows 11はハードウェアによる線引きが非常にシビアです。つまり、MacであってもWindowsであっても、現在のパソコン環境においては「古いパソコンをいつまでも最新OSで使い続けることはできない」という共通の現実があります。

「自由度のWindows」と「一体感のMac」選び方の違い

WindowsとMacの最も大きな違いは、パソコンを選ぶとき、そして買ったあとの「自由度」にあります。

Windowsの最大の強みは、選択肢の圧倒的な多さです。Microsoftだけでなく、世界中のさまざまなメーカーがパソコンを製造・販売しています。一般的なノートPCから、据え置きのデスクトップ、ゲームに特化したゲーミングPCまで種類が豊富で、予算や目的に合わせて自分にぴったりの1台を見つけられます。さらに、多くの機種で購入後にメモリやSSDの交換・増設ができるため、パーツを入れ替えて長く使い続けるといった「自分で調整する楽しさ」があります。

一方のMacは、Appleがハードウェア(本体)とmacOS(システム)をすべて自社で一体開発しているため、製品の選択肢はWindowsほど多くありません。しかしその分、どのモデルを選んでも「Appleが理想とする洗練された動作品質」が最初から手に入ります。購入後のパーツ増設などは基本的にできませんが、構成に悩む必要がないのは大きなメリットです。

この違いは、パソコンの知識があり、自分好みにカスタマイズしたい人にはWindowsが大きな魅力となり、逆に、細かい仕様をあれこれ考えるよりも、Appleが完成させた環境をそのままシンプルに使いたいという人には、Macのほうが迷わずに済むため親切だと言えます。

どちらが優れているかではなく、「自由に選んで自分で育てていくWindows」と、「メーカーが仕立てた環境に身を委ねるMac」という、スタイルの違いがあります。

Macに乗り換えるメリット

選択肢の多さではWindowsに軍配が上がりますが、Macにはそれを補って余りある独自の魅力があります。

現在のMacBookは、独自開発の「Appleシリコン」を搭載したモデルが主流で、省電力と高性能を両立しており、充電器を持たずに1日中外出できるほどの「圧倒的なバッテリー持ち」を実現しています。さらに、本体が熱くなりにくく、ファンが回らない(または非常に静かな)ため、カフェや図書館でも周囲を気にせず作業に没頭できます。ノートPCを持ち運ぶ機会が多い人にとって、この快適さは大きなメリットです。

そして、もう一つの強力な強みが「Apple製品同士の連携」です。特にiPhoneやiPadを使っている場合、Macとの親和性は抜群です。例えば、iPhoneでコピーしたテキストをそのままMacにペーストしたり、Macの画面上でiPhoneをそのまま操作できる「iPhoneミラーリング」などが日常のストレスをゼロにしてくれます。

「外でも身軽に、快適に作業がしたい」「iPhoneとパソコンをもっと便利につなげて使いたい」という人にとって、WindowsからMacへ乗り換える価値は間違いなくあります。

Macに乗り換える前に確認したいこと

魅力たっぷりのMacですが、Windowsから移行する前に必ず確認しておかなければならない注意点があります。

最も重要なのが、「今使っているソフトがMacでも動くかどうか」です。

Microsoft OfficeのようにMac版が用意されている定番ソフトも増えましたが、Windows専用に作られたソフトや、特定の業務システムなどはMacでは一切動きません。特に仕事や趣味で専門的なソフトを使っている場合は、事前にメーカーの対応状況を調べる必要があります。

また、ソフトだけでなく周辺機器の確認も忘れてはいけません。自宅やオフィスにあるプリンター、スキャナー、外付けハードディスクなどが、Macのシステム(macOS)に対応した製品であるかどうかも重要です。古い機器の場合、Mac用の動かすプログラム(ドライバー)が提供されていないケースもあります。

「Officeが使えるから大丈夫だろう」と一括りにせず、普段の生活や仕事で使っているソフトや機器を「一つずつ、個別に確認していくこと」が、乗り換え後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないための確実な方法です。

「Macにすれば快適になる」とは限らない本当の理由

最後に、Macへの乗り換えを真剣に考えている人に一番お伝えしたいポイントがあります。それは、「今のWindowsパソコンに不満がないのであれば、無理にMacへ買い替える必要はない」ということです。

どれほどMacが魅力的であっても、OS(システム)が変われば、ファイルの管理方法から初期設定、各種ソフトの細かな操作方法まで、多くのことを一から覚え直す必要があります。慣れるまでは、かえって作業効率が落ちてしまうことも珍しくありません。Windows環境で不自由なく仕事や趣味をこなせているなら、そのままWindowsを使い続けるのが最も確実で賢い選択です。

逆に、「Mac特有の直感的な操作感が好き」「iPhoneとの連携で日常をさらに便利にしたい」「MacBookの圧倒的なバッテリー性能と軽さで外に飛び出したい」といった、明確な目的や憧れがある人にとっては、乗り換える価値が十分にあります。

WindowsからMacへ乗り換える前に考えたいこと

WindowsからMacへの乗り換えは、単純に「どちらのパソコンが優れているか」という優劣で決めるものではありません。MacにはMacの良さがあり、WindowsにはWindowsの良さがあります。以前は「Windowsなら古いPCでも長く使える」と言われていましたが、今やOSの足切り(サポート終了)はどちらにも存在する共通の現実です。

大切なのは、「今使っているパソコンで、自分は何をしているのか」を客観的に見つめ直すことです。

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