【2026年8月】Windows Updateまとめ:変更点と不具合情報

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2026年8月12日(日本時間)にWindows月例アップデートが公開されました。

今回は、大規模なセキュリティ修正に加えて、エクスプローラーやWindows Search、音声入力、タッチパッド、Windows Helloなど、普段使う機能にも複数の変更が入っています。

また、現時点でMicrosoftが公式に確認している既知の不具合はありませんが、一部ユーザーからはアップデート直後に不具合も報告されています。

※本記事は2026年8月13日時点の情報です。Windows Updateの仕様や不具合情報は今後変更される可能性があります。

8月のWindows Update

主な対象バージョンとKB番号は以下のとおりです。

WindowsKB番号
Windows 11 25H2KB5121003
Windows 11 24H2KB5121003
Windows 11 23H2KB5120240
Windows 11 26H1KB5121000
Windows 10 22H2KB5120249
Windows 10 21H2KB5120249

Windows 10については、更新の対象がWindows 10 ESU、Windows 10 Enterprise LTSC 2021、Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2021のみとなっている点には注意が必要です。

主な変更点

今回、ユーザーが変更を実感しやすいのがWindows 11のバージョン24H2と25H2です。

エクスプローラーが改善

エクスプローラーでは、以下の変更が行われています。

  • 詳細表示のファイルサイズがKBだけでなく、MBやGBなど適切な単位で表示される
  • エクスプローラーの「アドレスバー」や「ホーム」で、中クリックすると新しいタブで開ける
  • 「ホーム」画面読み込み時の灰色の点滅を改善
  • 「ホーム」画面が意図せず上部へスクロールする問題を改善
  • 「おすすめ」に表示されるファイルのサムネイルを改善

特にファイルサイズ表示と中クリックによる新しいタブへの対応は、日常的にエクスプローラーを使うユーザーにも分かりやすい変更です。

Windows Searchが改善

Windows Searchでは、アプリ検索時に入力ミスやアプリ名の一部分だけを入力した場合でも、目的のアプリを見つけやすくなるよう改善されています。また、「設定」内の検索についても、検索結果がより適切に表示されるよう改善されています。

音声アクセスに音声分離機能

音声アクセスには「音声分離」機能が追加されました。周囲の雑音や他人の声などの影響を抑え、自分の声を認識しやすくする機能です。また、音声アクセスには韓国語も追加されています。

タッチパッドの操作性を改善

対応するPrecision Touchpadでは、

  • スクロール・ズーム速度
  • 加速スクロール

を設定できるようになりました。

長い文書などをスクロールする際、繰り返しジェスチャーするとスクロール速度を上げられます。

Windows Helloの対応範囲を拡大

Windows Hello Enhanced Sign-in Security(ESS)が、対応する外付け指紋センサーにも対応しました。

これまでは内蔵指紋センサーを搭載したPCが中心でしたが、対応する外付け指紋リーダーを利用することで、デスクトップPCなどでもESSを利用できるようになります。

その他の変更

その他には、

  • スタートメニューの表示改善
  • 音声入力の初期設定変更
  • マウスポインターサイズ設定の保持改善
  • 拡大鏡のタッチ操作改善
  • タスクバーの通知バッジ表示改善
  • ロック画面のウィジェット表示変更
  • Windows Update自体の信頼性改善

などが含まれています。

セキュアブート証明書の更新も継続

今回の更新には、セキュアブート証明書の自動配信対象となるPCを判定するためのデータが追加されています。今後、対象となるPCには新しいセキュアブート証明書がWindows Updateを通じて自動で配信されます。

Windows 11 24H2は10月にサポート終了

今回の更新で特に注意したいのが、Windows 11 24H2です。Home・Proエディションは2026年10月13日にサポートが終了します。現在、24H2を使用しているユーザーは、早めに25H2への移行を検討しましょう。

Windows 10にも更新あり

Windows 10ではKB5120249が公開されています。

ただし、対象はWindows 10 ESUおよびWindows 10 Enterprise LTSC 2021、Windows 10 IoT Enterprise LTSC 2021のみです。

Windows 10では、ファイル履歴を使ってネットワーク上の別のPCやNASにデータをバックアップすると、「資格情報が無効」と表示される問題が修正されました。

不具合について

Microsoftが確認している既知の不具合

2026年8月13日時点で、MicrosoftはWindows 11 24H2・25H2向けKB5121003について、

Microsoft is not currently aware of any issues with this update.

と記載しています。

つまり、Microsoft公式には現時点で既知の不具合はありません。

Windows 11 23H2のKB5120240、26H1のKB5121000、Windows 10のKB5120249についても、Microsoftは現時点で既知の問題を認識していないとしています。

2026年8月22日追記

Microsoftは、一部のゲームが正常に動作しなくなる問題を既知の問題として追加しました。ゲームがフリーズしたり突然終了したりするほか、「EXCEPTION_ACCESS_VIOLATION」が表示されたり、PCが予期せず再起動したりする場合があります。現在Microsoftが原因を調査しており、修正版はまだ提供されていません。

2026年8月24日追記

Microsoftは、ゲームが正常に動作しなくなる問題について、RGBライティング対応の周辺機器やPC内部コンポーネントがインストールするinpoutx64に類似した名前のドライバーやソフトウェアとの関連を確認したと発表しました。

原因は現在も調査中ですが、該当するPCでは、レジストリを変更してドライバーを読み込まないようにする回避策も案内されています。

2026年8月25日追記:ゲームの不具合に関する回避策が公開されました

Microsoftは、KB5121003の適用後に一部のゲームがフリーズしたり突然終了したりする問題について、一時的な回避策を公開しました。

inpoutx64ドライバーを無効にする方法

1.スタートメニューで「regedit」と検索し、「レジストリエディター」を開く

2.以下の場所を開く

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\inpoutx64

3.右側にある「Start」をダブルクリック

4.「値のデータ」を「4」に変更

5.「OK」をクリックしてレジストリエディターを閉じる

6.PCを再起動する

Microsoftは、レジストリを変更する前にバックアップを取るよう注意しています。また、この変更によってRGB対応機器のライティング機能や、その制御ソフトが正常に動作しなくなる可能性があります。

※レジストリの変更はWindowsの動作に影響する可能性があります。実行する場合は、事前にレジストリをバックアップしたうえで自己責任で行ってください。

一部ユーザーからは不具合報告も

しかし、一部のユーザーからはいくつかの不具合が報告されています。

・エクスプローラーのタブが正常に開けなくなった
・タスクバー右下の入力モードを切り替えると、エクスプローラーがフリーズする
・USB機器が認識されなくなった
・オーディオにノイズなどの問題が発生した
・AMD環境でドライバー関連の問題が発生した など

ただし、この情報はユーザーによって報告されたものであり、MicrosoftがKB5121003の不具合として認めたものではありません。

アップデート直後には、BIOSやドライバー・アプリ・ハードウェアなどとの不一致が原因で不具合が発生することもあるため、現時点ではまだ「8月のWindows Updateによる不具合」と断定することはできません。

今後、ユーザーからの報告を受けて新たな問題が確認される可能性もあるため、引き続きMicrosoftの情報を確認する必要があります。

2026年8月20日更新

8月20日時点でもMicrosoftが確認している既知の不具合はありませんが、ユーザーからは新たな報告も上がっています。

ユーザーからの新たな不具合報告
・HDRや画面表示がおかしくなる
・USB機器やWi-Fi接続に問題が発生する
・ゲーム中にクラッシュする
・Windows HelloのPIN認証に問題が発生する
・Secure Boot関連の問題
・ARM64 PCでTeamsやOutlookなどが起動しない

ただし、これも8月の月例アップデートによるものとMicrosoftが認めたわけではありません。

今回のアップデートは適用すべき?

8月の月例アップデートは重要なセキュリティ更新を含むため、基本的には適用して問題ありません。

ただし、今回はユーザーが直接操作するエクスプローラーや入力関連などにも変更が入っているため、業務用PCではアップデート後の動作確認を行ったほうが安全です。

特に、

  • USB機器を大量に使用している
  • 特殊な周辺機器を接続している
  • 業務用ソフトを使用している
  • 古いドライバーを使用している
  • PCを止められない業務で使用している

といった環境では、更新後に一通り動作確認することをおすすめします。

まとめ

2026年8月の月例アップデートでは、Windows 11 24H2・25H2を中心に、大規模な脆弱性修正と共に、エクスプローラー、Windows Search、音声アクセス、タッチパッド、Windows Helloなど幅広い改善が行われました。

内容はセキュリティ更新が中心で、セキュアブート証明書の更新も進められています。そして、現時点でMicrosoftが確認した既知の不具合はありません。(※一部ユーザーからは不具合報告が上がっています。)

実際にアップデートを適用する場合は、重要なデータを事前にバックアップしたうえで実行してください。

本記事の内容は2026年8月13日時点での情報です。今後、Microsoftから新たな既知の問題や修正プログラムが公開される可能性があります。

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