【2026年7月】Windows Updateまとめ:約570件の脆弱性を修正・ポイントインタイム リストアなど

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2026年7月15日に、Windows 11向けの月例更新プログラムが配信されました。

今月のアップデートでは、約570件の脆弱性が修正されたほか、2026年6月のプレビュー更新で提供されていた新機能や不具合修正が含まれています。

今回は、2026年7月のWindows Updateで追加された主な変更点や、注意したいポイントを解説します。

今回のアップデートの対象

  • Windows 11 バージョン24H2
  • Windows 11 バージョン25H2
  • Windows 11 バージョン26H1

※Windows 10にも2026年7月の月例更新は提供されていますが、本記事ではWindows 11の主な変更点を中心に紹介します。

主な変更点

約570件の脆弱性を修正

2026年7月の更新では、約570件のセキュリティ脆弱性が修正されました。

修正対象には、以下のようなWindowsの主要コンポーネントが含まれています。

・Windows Kernel
・BitLocker
・NTFS
・Win32k
・Remote Desktop

普段利用では変化を実感することの少ない部分ですが、セキュリティ面での強化・修正が行われています。

ポイントインタイム リストアを利用可能に

2026年6月のプレビュー更新で提供されていたポイントインタイム リストアが、7月の累積更新にも含まれています。

ポイントインタイム リストアとは、保存された復元ポイント(スナップショット)を利用して、Windowsを過去の状態へ戻せる機能です。従来の「システムの復元」とは異なる仕組みを採用しています。

詳しい使い方や「システムの復元」との違いについては、別記事で解説しています。

Windows Updateの一時停止機能を改善

Windows Updateの一時停止機能についても改善が行われています。

従来のように1週間ずつ(最大5週間)延長する方式から、更新を再開する日付をカレンダーから指定できるようになります。(※この機能は段階的に展開されているため、投稿時点ではまだ利用できない環境もあります。

※更新を停止したままにするとセキュリティリスクが高まります。必要以上の延期は避けることをおすすめします。

エクスプローラーなど各種不具合を修正

2026年6月のプレビュー更新に含まれていた品質改善も今回の正式な累積更新へ取り込まれました。

主な改善内容は次のとおりです。

・エクスプローラーの不具合修正
・Bluetooth関連の改善
・シャットダウン処理の改善
・各種品質改善

Officeが起動できない問題を修正

一部のサードパーティ製のソフトウェアからMicrosoft Officeを起動できない問題が修正されました。

ごみ箱のファイル名表示の問題を改善

ごみ箱に削除したファイルについて、本来のファイル名ではなく内部ファイル名が表示されることがある問題についても修正が行われています。

注意したいポイント

一部のDell製PCでは更新の配信を一時停止

Intel Innovation Platform Framework(Intel IPF)ドライバーを利用する一部のDell製PCでは互換性の問題が確認されました。

影響を受ける環境では、

・パフォーマンス低下
・バッテリー消費の増加
・発熱
・予期しないシャットダウン

などの症状が現れる可能性があります。

対象のPCではWindows Updateに更新プログラムが表示されない場合があります。

※この問題に対応する更新プログラム(KB5121767)はすでに公開されています。

TDIを利用する古いソフトは影響を受ける可能性

セキュリティの強化に伴い、古いTDI(Transport Driver Interface)を利用するソフトウェアでは動作に影響が出る可能性があります。一般家庭で利用されるソフトウェアへの影響はきわめて限定的ですが、古い業務システムを運用している企業では事前に確認することをおすすめします。

一部アプリでショートカットキーが反応しないことがある

一部のアプリでは、ショートカットキーが正常に動作しない場合があります。Microsoftによると、多くのケースでアプリを再起動することで改善すると案内されています。

更新するべき?見送るべき?

今回のアップデートは、約570件の脆弱性を修正する重要なセキュリティ更新です。

新機能の追加よりもセキュリティ対策や各種不具合の修正が中心ですが、6月のプレビュー更新で提供されていた「ポイントインタイム リストア」などの機能も更新内容に含まれています。

一部のDell製PCでは互換性の問題が確認されていましたが、現在は修正プログラムが公開されています。対象機種を利用している場合は、Windows UpdateやDellのサポート情報を確認しながら更新すると安心です。

それ以外の環境では、基本的に早めの適用をおすすめします。

まとめ

2026年7月のWindows Updateでは、主に次の変更が行われました。

  • 約570件の脆弱性を修正
  • ポイントインタイム リストアが利用可能に
  • Windows Updateの一時停止機能を改善(順次展開)
  • エクスプローラーなど各種不具合を修正
  • Officeが起動できない問題を修正
  • ごみ箱のファイル名表示の問題を改善
  • 一部Dell製PCでは互換性の問題により配信を一時停止(現在は修正済み

今月は大規模な新機能追加というよりも、セキュリティ強化と品質改善が中心のアップデートでした。

特別な事情がない限り、セキュリティリスクを避けるためにも、Windows Updateは早めに適用することをおすすめします。

※本記事の内容は執筆時点の情報です。今後、Microsoftが仕様や既知の問題を更新する可能性があります。

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